加齢臭とわきがの臭いが強くなる原因はよく似ています。
加齢臭もわきがも原因となる物質が分泌されたばかりのときにはさほど強い臭いはありません。
しかし、時間とともに分泌される脂質が細菌によって酸化されたり分解されることが原因となって、強い臭いとなることがわかっています。
わきがの場合はアポクリン腺から出る汗の中の脂質が酸化したり、ブドウ球菌やグラム陰性桿菌などによって、アンモニアやインドールといった臭いの強い物質に分解され、強い臭いが発生します。
一方で加齢臭の場合は、分泌された脂質が酸化することで臭いのもととなる物質ノネナールが作られ、それが強い臭いを発することになります。
ただし、わきがの原因は体質で、そのほとんどが遺伝であるといわれています。
実際に両親のうちの片方がわきがの場合はその子供の約5割、両親の両方がわきがの場合はその子供の約8割がわきがになるというデータもあります。
わきがの臭いが強くなるのが何歳ごろからになるかについては、これまでは20代から30代になってからだと考えられていました。
しかし、最近では子供も体格の発育が良くなり、わきがが何歳ごろから発生し始めるのかを一概に判断するのは難しくなりました。
そもそもアポクリン腺は思春期になり始めた頃から発達するため、未成年者でもわきがの臭いが発生するようになり、治療や手術を受けるために病院を訪れるケースも見られるといいます。
一方で、加齢臭は一般的には40代以降に発生するというデータが発表されていますが、加齢臭の場合も何歳から臭いが発生するとは限定しにくくなっているといわれています。
例えば20代の若い女性や30代の人でもすでに加齢臭が発生するケースも増えてきています。
加齢臭もわきがも、その原因のひとつはホルモンバランスの崩れにあるといわれ、特に女性でそういった傾向が強いようです。